外資系コンサルの意識高い日常

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抽象化する能力について

 抽象化するスキル、というものが少しずつ市民権を得ているように思えます。最近では時の人であるshowroomの創業者の前田氏※も、自身のメモ術を語るうえで抽象化が欠かせないと述べていました。個人的にはこのスキルってめちゃくちゃ重要だと昔から思っていたので、いろんなノウハウが世間に出てきてうれしいです。

※前田氏の「人生の勝算」めっちゃ面白いです。私はセブでkindleで読みました

 

①抽象化のスキルは、コミュニケーション能力である

 人と会話するときに必要なのは共通の言語ですよね。会話の相手が知っている言葉で話してあげないと伝わらない。例えばAmazonを知らない人にAmazonを説明しようと思うと、「本屋がスマホの中に入った」「いつでもどこでも買えるスーパーマーケット」のように説明をすると思います。Amazonを要素に分解し、それを再度具体的なものに例えることで、Amazonを知らない人に説明ができます。これは自然にやっていると思いますが、実は抽象化のスキルが低いとできないことです。

 

②抽象化のスキルは、応用力である

 一つの分野の成功例を他分野でも活用してみる、というのはビジネスにおける常套手段かと思います。ポイントサービスなど良い例で、どのサイトを利用してもポイントが貯まる仕組みが活用されています。実際ビジネスの現場では、産業ごとの特徴があるため、サービス自体をそのまま適用することは困難です。そこである成功例を抽象化し、成功の要因となった要素を他分野に当てはめてみるということをします。

 

③抽象化のスキルは、反省力である

 仕事においてもプライベートにおいてもPDCAは重要です。何かに失敗した時に反省して、次に生かせるようしないと成長しません。その際に「失敗した事象」そのものを反省するのではなく、その事象を抽象化し「なぜ失敗したか」という原因について考えると反省の幅は広がります。例えば、数学のテストで失敗した内容を抽象化して反省すれば、国語でも英語でも、はたまた「試験」「プレゼン」など広い分野で同じノウハウを活用できます。

 

<もはや現代の必須能力>

 上記に記載したように、抽象化する能力は汎用的であり、仕事もプライベートでも我々を豊かにしてくれるスキルだといえます。またホワイトカラーの仕事であれば確実に上司や取引先から求められ、もはや誰もが学ぶべきスキルであるといえるでしょう。冒頭で述べたように、今はいろいろなノウハウがWEBや本を通じて学ぶことができます。流行り廃りのないスキルなので、ぜひ一度学習してみることをおススメします。※

 

※おススメ本は、コクの思考、キレの思考