外資系コンサルの意識高い日常

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熱量の差異について

 何かをするときの「やる気」は人それぞれ異なっていて、組織で活動する際はその熱量の違いが全体の士気やパフォーマンスに影響することがあります。これらはどう解決したら良いでしょうか?

 

①なぜ熱量の差異が生じるか

 人それぞれに仕事や物事に対する熱量は異なります。自分にとって大切かそうでないかは、理由の説明は難しいものの明らかに他人とは異なります。加えて、熱量の絶対量は同じでも燃え上がるタイミングが異なる人もいます。最初からスタートダッシュを切る方と、後からやる気が出てくるタイプ、はたまた一定のモチベーションを保てる人と、そうでない人がいます。

 

②すれ違いを生みやすいパターン(仕事編)

 仕事でよくあるパターンとしては、自身や自部署にとって重要な仕事だから早くレスが欲しいのに、相手や相手の組織としてはコミットメントが高くなくて、担当者も兼任だったりして話が進まないケース。このようなケースの対象法としては、全社としてどれくらい大切な仕事なのか?という観点を話し合う必要があります。話し合いの結果によっては人員配置などを工夫して対応することになります。

 

③すれ違いを生みやすいパターン(私事編)

 恋人同士でよくあるパターンとしては、どちらか片方はよく連絡したり提案したりするのに、他方は連絡をしなかったり対応が適当なケース。これは性格の問題もありますが、得てして男女には熱量の差が生じやすいと思います。男性側はどこかのタイミングで一気に熱量が高くなった後は徐々に冷えていき、女性は低い熱量から徐々に上がっていくようなイメージです。この解決策は私の中で答えがありませんが、きっと「他人に何かを期待しない」ということが重要です。自分の熱量だけ相手が返してくれると思うと不幸になると思います。

 

④熱量を飛び越える世界に到達する

 究極的には、明日までに必ず終わらせなければいけない仕事や、徹夜でする試験勉強など言い訳の通用しないシチュエーションにおいては「やる気」という概念は超越されます。それはそんなこと言っている暇でないし、そんなことに脳みそを使えないからです。夫婦間であっても子供ができたり、独立して生活が安定しなかったりすれば③のようなことを言っている暇は無いし、そういう悩みは自然に超越してしまうと思います。

 

<熱量についてあまり考えても仕方ない>

 元も子もない話ですが、④で述べたように、熱量というのはある程度追い込まれると超越してしまいます。つまり熱量という概念がある間はまだいろんな余裕がある、ということです。「なんかやる気が出ない」と言っている人は、たぶん暇なんだと思います。なので、その解決策としては強制的に自分を忙しくしたり、追い込んだりすることです。そしてやる気が出ない時も、その理由は考えず、余裕があるんだな、と捉えればいいと思います。

 上記のように、日常生活では考えても仕方のない概念が結構あると思います。限られた時間の中で、その悩みは悩むに値するものか?という自問は、結構重要だと私は思っています。