外資系コンサルの意識高い日常

外資系コンサルのサラリーマンが意識高い(系)の日常をpostします。就職、転職、留学、自己啓発やその他考え方など

転職を考えるときのフレーム

 「転職しようかな?」と思ったとき、まず最初に何から考えるべきでしょうか?考える順番を間違えてしまうと、とても不幸な結果を招いてしまうことがあります。せっかくなら自身の最適な答えを見つけるために、意識すべきことを紹介しようと思います。

 

①本当の問いは何か?

 転職したい、と考えるときは、ポジティブ/ネガティブにかかわらず何らかの動機を持っていると思いますが、それらを深堀していくことが大切です。「仕事がつまらない」であればその理由は、「長く続けてきた」「ルーチンワークが多い」等があるでしょう。その理由は「異動希望が通らない」「企画が採用されない」などあるでしょう。その理由は「会社の仕組み上の問題」「自身のスキルの問題」などになるでしょう。何度も深堀をすることで、問いが明らかになっていきます。

 

②問いに対する答えは、転職なのか?

 ①のプロセスである程度問いを具体化させたら、打ち手について考えてみます。例えば、「仕事がつまらない」で「新しいことがやりたい」のであれば、現職の中で異動をすることでも解決ができます。「お金が欲しい」ならば、自分で起業することも副業することも可能でしょう。転職というのは単なる手段ということを忘れてはいけません。これは、転職活動を開始し内定をもらうことに集中し始めると、それが目的化してしまうので、できれば転職活動を開始する前に整理しておいた方がよいです。

 

③最後はノリで決める

 よく「転職した」というと、「人生の一大決心だね」等と言われますが、正直全くそんなことは無いと思います。就職も転職も、人生においては取るに足らないものです。人生において成し遂げたいことがあり、その通過点に存在するだけです。もちろん働いていく中で大切な仲間と出会ったり、仕事の好き嫌いや目標が見つかったりします。そういった意味で素晴らしいことに間違いはないですが、それは本人の努力と運にdependします。決して就職や転職が崇高なものであるからではありません。今日の朝食は「ごはん」にしようか「パン」にしようか、というくらい軽いノリで決めていいものです。

 

④人生は一度しかないし、悩んでいる時間も人生

 「人生は一度しかない」ということはご存知の通りだと思いますが、「悩んでいる時間も人生」という概念は失われがちであると思っています。あれこれと迷って悩んでいるのであれば、その時間で新しいことを始めた方が効率が良いです。例えばピアノを始めようか悩んでいる人がいて、毎日10分悩んでいるのであれば、その時間でピアノを練習していれば1年後には少しは弾けるようになっているのではないかと思います。

 

<自分をいかに身軽にできるか>

 思考も行動も鮮度がある、とよくいいます。思い立ったら即行動できる人は、それだけで他人より一歩リードができるからです。フットワークを軽くするには、普段から意思決定のフレームワークを自分で準備しておくことが重要です。それは朝食でもランチのメニューでも転職でも同じで、自分が今何を大切にしていて、今後どうありたいか、という2点だけです。それらをクリアーにしていくことで素早く選択ができ、またその選択自体は手段にすぎません。選択を妨げる柵があるとするならば、その多くは自身が作ったものだと思います。それらとどう向き合い、いかに身軽になれるか、それはこれからの時代を生きる上で非常に大切な考え方だと思います。