外資系コンサルの意識高い日常

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週休3日制度への対応力をつける

 すっかり定着した働き方改革というワードや早帰りデーというキャンペーンとともに、2020年くらいからは週休3日制の会社がどんどん増えてくると思います。その際、サラリーマンである私たちが留意すべきことについて考えてみたいと思います。

 

①週休3日制は自然な流れである

 日本人は働きすぎ、ということを聞いたりしますが、単純に拘束時間や労働時間が長い、という捉え方が正確だと思います。要は生産活動のしていない実質非稼働時間を足し合わせれば1日分になるので、週休3日でも生産量は変わらないでしょう。逆に言うと、日本人が生産性を上げるために一番簡単な方法が週休3日制だと思います。だからこそ、これは自然の摂理であり、近年で大きく広がると私は予想しています。

 

②週休3日は嬉しいけれど

 多くのサラリーマンにとって、週休3日は幸せなことでしょう。家族と共に過ごせる時間も増え、前の日に遅くまで飲んだり遊んだりできる日が増え、自由な時間が幸福度を上げていくでしょう。しかし、多くの企業で存在している給与ロジック(時間×時給)をそのまま適用すると、給与は80%に目減りします。なので、あるべき移行計画は以下となります。

1)裁量制(成果制)への移行

2)週休3日制への移行

 この順番であれば、給与は不変で労働時間が減ります。なぜなら給与と労働時間は連動しないことを1)で認めているからです。つまり大勢が望む2)を実現するには、多くが反対するであろう1)を実現しなければいけないのです。

 

③休日が1.5倍になることで格差は広がる

 非常に残酷な見込みとなりますが、週休3日制が訪れることで、幸福度や富の格差は広がります。なぜなら家族や友達と過ごせる時間が1.5倍になることで、家族や友達のいない人にとっては1.5倍の疎外感を味わうからです。ある意味会社に行くことでアイデンティティを保てていた人たちが居場所を失うことになり、いわゆるパリピみたいな人が更に幅を利かせることになります。

 

④ではどうしたらよいか

 リア充かそうでないかみたいな議論は別にして、資金面でも格差は広がります。それは副業やビジネスを自分で持っている人は、今までの1.5倍速で活動できるからです。会社以外の時間は寝ている、みたいな人とは格差が広がっていくことでしょう。しかし、諦めるのはまだ早いです。幸い週休3日制がマジョリティになるには時間がかかります。それまでに自身の時間の使い方をもう一度見直した方がいいです。趣味でも勉強でもビジネスでも友達作りでも何でもいいですが、来たる人生の夏休みに向けて、計画を立てておくべきでしょう。

 

<隣の芝生は青いけれど>

 どんな状況であれ、うまくいっている人とそうでない人がいて、それはある側面でいえば真理なので、羨ましかったりするものです。ただし、それはきっと見えない過去の努力や行動が成すものであり、逆の側面でいえば立場が逆転することもあるでしょう。この広い世界の中で、偶然目にした周囲と比較することにあまり意味はありません。視点を少し変えて、少し先の未来を予想し、自分がどうありたいかを想像してみると、自ずとやるべきことが見えてくるはずです。