外資系コンサルの意識高い日常

外資系コンサルのサラリーマンが意識高い(系)の日常をpostします。就職、転職、留学、自己啓発やその他考え方など

みんな自分を正当化したい

 なんだかんだ、自分の今いる状態はベストだと思う、という話はよく聞きます。転職を考えるときも、「給与面/環境面で悪くないし、仕事もそこまで大変じゃないから」とか、転居を考えるときにも、「駅徒歩は数分だし、広くはないけど我慢できなくはないから」など。果たしてそれは本人にとって幸せなのでしょうか。

 

①環境には慣れる

 人間不思議なもので、つらい通勤電車も長時間労働もある程度慣れてしまうものです。一度その環境に入ったら、その良しあしとは別にして、数週間もすればそれが当たり前になっていくでしょう。つまり新しい環境と比較したときに、今の環境の方がよく感じてしまうのは当然なのです。その現状維持バイアスを取っ払って、比較検討することが必要になります。

 

②外部環境からしか人は変わらない

 明日から突然やる気を出したところで、その人の人生には大きく変化はありません。やる気によって乗り越えられるものは想像以上に少ないのが現実です。しかし、環境を変えたのであれば、人は大きく変化します。海外留学などは一つの例だと思いますが、1ヶ月引きこもって英語を勉強するのと1ヶ月海外で過ごすのは得られる効果は何倍も違いますよね。何かを変えたいのであれば、まずは環境から変えるのが一番効果が大きいのです。

 

③視野を広くする

 何かを比較検討する際に大切なのは、まずインプットは足りているか?と考えることです。転職にしても、検討範囲を勝手に自分で絞っていて、本当に向いている仕事ややりたい仕事にたどり着けない可能性があります。まずは世の中の流れを大きくとらえ、現在とこれからを簡単に想像しながら、自分のやりたいことを探していくのがいいと思います。範囲を狭めすぎると、その範囲の中では今が一番いいという結論になりがちで、その結論はそれとして正しいのです。しかし、見えていない世界がきっとあります。

 

④不安よりも、未来を信じる力

 現状を維持したいと思う多くの人は、「不安」を抱えているからでしょう。誰にでも不安はあるとは思いますが、最終的にはどこまで未来を楽観視できるかがポイントだと思います。そして失敗することも挑戦しないよりはマシだと考え、実行してしまうのがよいと思います。自分の未来は明るいと信じれるかが重要で、その信じる力とは日々の努力や考察の賜物だと思います。毎日努力している人の未来が明るくないわけはないのです。

 

<結局、みんな自分を正当化したい>

 自分が選んだ選択は間違ってなかった。過去を振り返ったら、9割くらいの人がそう言うのではないのでしょうか。それは過去を美化したいのもあるでしょうし、選んだ選択を正解に近づけた努力をしたということもあると思います。個人的には、過去はどれだけ美化してもいいし、正当化してもいいですが、現在の立ち位置だけはそうしてはいけない、と思っています。それは未来を奪う行為だし、現在の自分の思考を停止させます。「今の自分が最高に居心地がいい」と思っている人は危険だし、その立ち位置は想像以上に脆いものだと思います。