外資系コンサルの意識高い日常

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孤独を愛する力

 自分の人生を生きる方法として大切なことは、当たり前ですが他人の人生を生きないことです。それはかみ砕いて言うと、一人の時間を大切にすることです。成功している人の多くは孤独で、それに打ち勝った人たちであるということは、色々な本やインタビューで明らかなことです。

 

①不安な気持ちと向き合う

 一人で考え事をしていると、果たして自分はこのままでいいのか?努力の方向性や量が足りていないのでは?と不安になることがあると思います。それは一時的なもので、友人に連絡したり飲みに行ったりすれば忘れてしまえるようなものです。しかし、それは忘れてしまっていい感情なのでしょうか?考えすぎて悩んでしまっては問題ですが、ある程度の危機感や問題意識は自身にとって必要なものでしょう。常にだれかとkeep in touchしている人は、そのような内省の機会を失っていると言えます。

 

②集中する時間を作る

 勉強でも仕事でも、集中する時間を作ることは重要です。コラボレーションが必要な会議などは別にして、個人としてワークする際は集中力を保てる環境が重要です。その際に、人との会話は作業を中断される要因となり、作業効率や品質を落とします。それを防ぐためには一人で黙々と作業することが必要なのですが、逆に言うと孤独との戦いでもあります。誰にも見られていない、相談できない状況で、どこまで自分の仕事のクオリティを高められるか、というのは想像以上にタフです。

 

③個人の裁量と責任は大きい方がいい

 仕事を複数人でやっていると、チームプレーや達成感などは言うまでもなく素晴らしいのですが、責任の所在が不明瞭であり、かつ部分的に仕事を任されるため、裁量も大きくありません。逆に仕事をほぼ一人で回すようになると、責任が明確となるため、自身の最大限の能力が発揮されます(発揮せざるを得ません)。これによる成長度は比較するまでもありません。そして、一人で仕事をするということは責任と引き換えに自由を得ることが出来ます。成果さえ出せば、どこで何をしていようと自分を管理する人間はいません。

 

④孤独との向き合い方

 自ら自分の時間を作っても、孤独感に襲われることは必ずあるでしょう。それは私たち人間は生まれた時から一人では生きていけないし、本来は集団行動を望むものです。しかし、あえてその欲求と相対することで、得られるものも確実にあります。つまり、自分にとって今何が一番大切で、孤独の時間と誰かと過ごす時間のバランスをどうコントロールするか考えることが重要です。

 

<孤独を愛する人は他人も愛せる>

 冒頭にも記載したとおり、成功している人は必ずと言っていいほど孤独と向き合ってきています。スポーツの練習や、勉強や本を読むことなど、一人で行うトレーニングは孤独で退屈なものがほとんどです。だれかと楽しく話していた方が楽でしょう。しかし、それでは突き抜けることができないのは誰でもわかっています。そうして敢えて孤独を選択した人たちは、最終的には孤独に弱い人の気持ちが分かり、他人にも優しくなれるのです。情報化社会で誰とでも簡単に繋がれるようになった時代において、この孤独を愛する力は、未来を生き抜く重要な力の一つと言えるでしょう。