外資系コンサルの意識高い日常

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外付けモニター導入のすすめ

 これまで私は、13インチのノートpcの画面と睨みながら、小さい文字で使用をせこせこと作っていた。在宅勤務の時間が延びたことから、ふと、大画面で仕事をするとどうなるんだろうと思い、一念発起し外付けモニターを購入した。

 その際、我が家のスペースの狭さ(画面との距離が十分に取れない)や、種類の多すぎる金額帯やスペックに非常に悩み、悩みぬいて一つの答えを出した。

 色々と調べている時に、思ったより情報量が少なかったので、この場でまとめていこうと思う。これから外付けモニターを購入する方には参考にしていただきたい

※購入したモニターはこちら

 

 ①外付けモニター導入における目的

 まずは、外付けモニターを導入する目的を整理する。私の用途としては、officeによる資料作成と、リサーチする際のWebブラウジングがメインである。その場合、一定のサイズ(大きすぎず小さすぎない)、解像度は高くなくてよい、といった要件が抽出できる。

 これが動画鑑賞・編集、またプログラミング・データ分析・ゲーミング等を目的とした場合は全然違ってくる。それらが混在してAmazon等にはラインナップされているからこそ、欲しいものに辿り着くのが非常に難しくなっているのだ。

 

②サイズ選び(持ち運びの有無)

 一番難しく、一番重要なのがサイズ選びである。まず簡単な分岐が1つある。それは持ち運びの有無である。持ち運びが必要な場合は、15インチくらいのモバイルモニターが便利である。私自身も使ったことがあるが、出張やクライアント先で非常に重宝する。これらが必要な場合は、あとは解像度を選択するだけなので簡単である。

 一方で、在宅勤務を想定したときに、今回欲しいのは据え置き型である。持ち運び用でもサイズが大きければ問題ないが、残念ながらモバイルモニターの主流は15インチ程度なので、今回は対象外である。据え置き型のモニターは、ざっくりと20インチから32インチくらいが主流である。最近はそれ以上に大きいウルトラワイドモニター等があるが、目的は動画編集等であろう。

 

③サイズ選び(据え置き型でのサイズ選択)

 ここまでで、20-32インチの据え置き型のモニターを購入することは決まったが、ここから絞り込むのは非常に難しい。中国・韓国資本の安いモニターは1万円程度から、大画面でハイスペックなhpやDellのモニターは10万くらいまでと金額も幅広い。

 ここで一度、自分の作業デスクを確認していただきたい。大きなモニターを奥には、それなりの机の大きさと幅が必要である。大きさは当たり前なので考慮していると思うが、思った以上に大切なのは幅(モニターと自分との距離を取れるか)である

 一般的なデスクはその幅が50cm-70cmくらいであるが、ハッキリ言ってこれは大画面を操作する上では非常に狭い。32インチなど置いた日には、せっかくの画面を首を左右に動かしながら見なければならないだろう。

 結論から言うと、机の幅が50㎝であれば20インチまで、60㎝であれば24インチまで、70㎝であれば27/28までのモニターを選ぶのが妥当だと感じる。これは人によって感覚が異なるので一概には言えないが、長時間の作業を考えたときに、画面との距離が近すぎるのは相当疲れると思われる。

 

④解像度

 サイズが決まったら、あとは解像度を選ぶだけである。このサイズレンジにおける解像度は主に3種類あるが、結論を言うとoffice作業であればフルHDで十分である。

 もちろん、解像度が高ければ画面はキレイだが、高くし過ぎるとドット数が細かくなるので表示アイコン等も小さくなり使いずらくなる。もちろんディスプレイ側で調整もできるが、使わない機能のために高いお金を払うのは無駄である。

(1)フルHD… 1,920 × 1,080 = 207万画素

(2)WQHD… 2,560 × 1,440 = 368万画素

(3)4K… 3,840 × 2,160 = 833万画素

 

⑤拡張性・付加機能

 最後は若干趣味の話になってくるが、PCとディスプレイをつなぐ端子をチェックしておきたい。一般的にはHDMIで接続するのが主流であろう。HDMIは大半のノートPCやディスプレイに端子があるので、HDMIで接続するのであれば何も考えずに購入しても問題は無いVGAと違い、音声もoutputされるのでディスプレイにスピーカーがあれば音も外付けモニターで出すことが出来る。

 余談だが、個人的にはoffice作業を行う外付けモニターにスピーカーは不要である。もしゲームを行いたいのであれば、スピーカーの有無もチェックしておかないと、音を出してゲームが出来なくなるので注意が必要だ。

 HDMIで少し不便なのは、PC側で電源を取るという必要があることだ。ノートPCの画面をHDMIでモニターに移す際、モニターの電源を取るのはもちろんのこと、ノートPCは別で充電しないと稼働を保てない。一方でUSB-c端子が使える場合、ディスプレイ画面投影しながら電源もPCへ供給することができる。これであればケーブルが一本で運用でき、デスク周りが非常にスッキリする

 またもう一点、モニターの角度/高さ/向きをどれだけ変えられるか、という部分にも着目したい。基本的に外付けモニターは画面角度等の調整が出来ないものが多い。使用用途に応じて選べばよいが、少なくとも高さは変えられるものを選んだ方がよい。一般的に、目線の高さがモニターの上端あたりにあるのが疲れない姿勢と言われている。外付けモニターを上から下に眺めるのはとても疲れるので、注意したい。

 

<辿り着いた先>

 最終的に、据え置き24インチ・フルHD・USB-c対応・画面角度/高さ/向き調整可能なものを選ぶと、上記に上げたモニター(3万円程度)しか出てこなかった。個人的には使用していて満足しているが、外付けモニターが1万円で手に入る時代にしては、高くついてしまったという印象である。

 モニターの角度/高さ/向きについては、モニターアーム等を使えば調整できるので、調整できないモニターを購入してモニターアームを別途購入する方が安くて便利な場合もある。ただし、VESAという規格に対応している必要があるので、注意したい。

 以上、かなりマニアックな話になってしまったが、一つのツールを導入しようとすると、知識が広がっていくので楽しい部分もある。一方で、自分が欲しいものに辿り着くにはそれなりにリテラシーが必要なので、詳しい人に相談する、というのもかなり効率的な手段だと思う。