外資系コンサルの意識高い日常

外資系コンサルのサラリーマンが意識高い(系)の日常をpostします。就職、転職、留学、自己啓発やその他考え方など

タックスプランニング

 サラリーマンにとって、所得税や住民税はとても大きいです。それらの仕組みを理解することで、数万円単位で節税効果が得られます。大切なのは、収入や出費だけでなく、お金の巡る道順を意識することです。

 

①税金とは何か

 サラリーマンの場合、額面年収と手取り年収というものが存在します。後者は税引き後を指すのですが、そのプロセスでいろいろと企業が天引きをしてくれています。その内訳は主に、社会保険料、住民税、所得税です。社会保険料は、健康保険、厚生年金、雇用保険、で構成されます。社会保険料は税金ではありませんが、公共財の原資ということで、ここで一緒に語ってしまいます。

 

②計算の仕組みを知る

 では、社会保険料や住民税、所得税はどうやって計算されるのでしょうか。ざっくり言って、サラリーマンの場合給与で決まります。社会保険料であれば4-6月の平均給与、住民税であれば前年給与額、所得税は対象の所得金額です。

 

③控除の仕組みを知る

 何も行わなければ、①②のロジックで会社から言われるがままに天引きされていくのですが、ここで工夫の余地があります。住民税や所得税については、控除という仕組みがあり、決められた科目を申請すれば税金を安く抑えることが可能です。これは企業でいうところの経費扱いみたいなもので、最終利益の前に減算できるため、節税効果が生まれるのと同じ原理です。

 

④簡単なのはふるさと納税

 控除もいろいろとあるのですが、てっとり早いのはふるさと納税だと思います。これは納税している住民税の一部を地方に寄付することで、返礼品がもらえる仕組みです。納税額は変わらずに返礼品をもらえるので、数万円の品を無料でもらったのと同じ効果が得られます。5つの自治体までは確定申告も不要な制度もあるので、まずはこれから試してみるといいと思います。

 

<やってみるのが早い>

 この辺についてはいくつもブログや書籍が出ていますが、正直読んでもピンとこないと思います。一度やってみて、自分で確定申告をやると全貌が見えるのでお勧めです。ふるさと納税以外にも、医療費控除や生命保険控除、個人型確定拠出年金の控除など、数万円単位でインパクトのある制度が活用できる可能性があります。これらは、価格ドットコムで安い家電を調べたり、安いスーパーを探して買い物をするよりよっぽど効果があります。

 

<最上流を意識しよう>

 お金は、自分の手元に来てからでは遅く、もっと上流からマネジメントする必要があります。自身の資産やスキルを原資としてどう運用し、売上を立ててから最終的な利益確定までどういったプロセスで何をするか、自身を企業に見立てて考えてみるとイメージしやすいと思います。逆に、手元に来てからはどう使うかが重要になってくるのですが、そのあたりについてはまた改めて書こうと思います。