外資系コンサルの意識高い日常

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未来の自分から見つめる

  今回は人生の捉え方について述べたいと思います。物事の捉え方として、ポジティブな人もネガティヴな人もいると思いますが、ポイントは自分の視点(時間軸)をコントロールすることだと思っています。私は、基本的には未来の自分から現在の自分を観察するようにしています。

 

①今の自分は未来の過程であるということ

 未来の自分の視点に立つと、今の自分は未来の自分を作り出すプロセスであると言えます。今の自分が筋トレすることにより未来の筋肉量が増えて、お金を貯めれば貯金が増えているかもしれません。もし「今」だけに注目すると、人の選択肢は刹那的にならざるを得ません。眠い時に寝て、食べたい時に食べるのが一番気持ちいいからです。一方で、今の自分が未来の自分を作るという前提に立つと、意思決定が自然と中長期的になります。

 

②苦労や苦難を乗り越えた奴は強いということ

 もし、今の自分に悲しいことや辛いことがあったとして、今のあなたはとても辛い気持ちになるでしょう。しかし、未来から遡った時に、それは大きな糧になるはずです。多くの人が経験していない経験や、多くの人が避けて通ってきた苦労をしてきたことは、未来の自分にとって大きな強みとなるはずです。事実を変えることはできません、変えることができるのは「未来」のほうです。

 

③やるべきことは決まっている

 私の目標としては、いかに面白い自分になれるかということを追求しています。自分と話すことで誰かの感情が動いたり、気づきや行動につなげられる存在でいたいと思っています。そう考えた時に、過去の自分には色々なことを経験していてほしいと思います。伝聞だけでなく、自分の思考によって多くを語れるようになっていたいです。そう考えた時、自ずと今の私のやるべきことは決まってきます。未来の自分を具体的にイメージすれば、今やるべきことは自動的に決まるのです。

 

④ただし、時間は有限であること

 逆説的ですが、未来は有限で、人はいつか死んでしまうものです。なので未来の時間軸も、ある程度直近で定めるべきです。10年20年先というよりは、3年くらいがちょうどいいと思います。いま30才なら、33才の自分から見てどうか、また27才の自分に何を言いたいかを想像してみてください。やるべきことがわかったらすぐに行動すべきです。なぜなら、気がつかないうちに3年後の自分になってしまうからです。

 

<ポジティヴ/ネガティヴのメカニズム>

 以上より、未来の自分から見つめることによってなんとなく物事を前向きに捉えられることがわかると思います。一方で過去の自分から見つめてしまうと、今の自分の進むべき方向がわからず、過去の期待を背負って後悔したり、物事をネガティヴに捉えがちになってしまいます。もちろんこれだけが因果関係ではないと思いますが、心理的な癖というのは思考の癖でもあり、意識的に変えることもできると私は思っています。